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 AMDAジャーナル(html版)

西日本で平成最悪の大水害 大規模チームを緊急派遣(2018/07発行ジャーナル夏号)

公開日:2018年08月04日
 
GPSP支援局 総務担当 ブルックス 雅美
 

猛烈な豪雨に氾濫寸前の高梁川

7月6日夜より岡山県全域で大雨特別警報が発令。7日よりAMDAは災害時応援協定を締結している総社市に医療支援チームを派遣しました。このチームにはAMDA職員のほか、「AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム」協力医療機関や岡山県薬剤師会吉備支部などから、医師4人、看護師9人、薬剤師14人、理学療法士2人、調整員10人、合計39人が参加しています(7日〜10日までの参加者数)。

総社市保健師とも協力し、7日は市内避難所2カ所を巡回。翌日は、きびじアリーナ(総社市中央)にAMDA救護所を開設し、避難者等計114人に診察と必要に応じて薬を処方するなど医療活動を実施しました。診療した人の中には、体調不良を訴える方以外に、薬を流され不安を感じる方やこの被害状況に驚き興奮している方もいました。

 

避難者の診察を行うAMDA医師とAMDA看護師

9日は、避難者の熱中症予防のため、総社市が冷房設備がある市内の他の避難所へ避難者を移動することを決定。きびじアリーナにて避難者の移動準備を行う一方、同避難所の救護所で健康相談を実施しました。翌日10日以降は移動先の一つであるサンワーク総社にて巡回しながら避難者の健康相談を実施しました。

岡山県の報告によると、11日午前11時現在で、死者が56人(内総社3人)、行方不明者が32人(内総社1人)が出ています。

総社市内の避難所は、ピーク時の8日未明で26カ所開設、3,283人を収容しました。
 
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    •  西日本豪雨災害

 
 
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