1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 特定非営利活動法人AMDA

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「善意の絆・相互扶助」【Vol.12】 森石 征人氏(中国銀行総合企画部広報CSRセンター長)

公開日:2018年11月12日
 
岡山県内を中心に162店舗、従業員約3000人を抱える中国銀行(岡山市北区丸の内)。本業の「自主健全経営」のほか、企業の社会的責任(CSR)にも積極的に取り組み、AMDAへの支援を含め多彩な社会貢献事業を展開されています。広報CSRセンターの森石征人センター長に貢献事業の内容、経営理念などを伺いました。
 

AMDA

AMDAへの支援として温かな配慮と積極的な取り組みをして頂き、心から感謝を申し上げます。
 

森石

私の心に残るのは約20年前に開設した「AMDAボランティア定期預金」です。預金者の利子の一部に中国銀行からの寄付金を加えてAMDAにお渡しする仕組みで、キャッチフレーズの作成などに私も加わり、AMDAさんと最初の出合いとなりました。
 

AMDA

その後の2016年に開始した株主優待制度において、地域の特産品などに加えて「AMDAへの寄付」も入れて頂きました。支店の店舗にも長期間にわたりAMDA募金箱を設置してもらっています。
 

森石

AMDAさんは組織が大きくなっても岡山市に本部を置かれ、国内外の災害、紛争にいち早く取り組むなど崇高な志で活動されています。郷土の誇りとなる存在で、私たちの活動は微々たるものです。
 

AMDA

理事長の菅波茂は今後も、岡山から世界に「平和」を発信していくという揺るぎない信念を持っています。ところで、近い将来、発生が懸念される南海トラフ地震の際にも、AMDAは中国銀行など三行から緊急融資を受ける契約を締結させてもらい、心強く感じています。こうした活動はAMDAだけでなく、広範囲に及んでいますね。
 

森石

地元金融機関として本業を通じた地域貢献を第一義とし、本業を超えた幅広い貢献についても力を注いでいます。そのバックボーンにあるのは「地域社会とともに発展していく」という考え方です。
 

AMDA

中国銀行の宮長雅人頭取は岡山経済同友会の代表幹事に就任され、財界でも活躍されています。地元の女子バレーボールチーム「岡山シーガルズ」のメインスポンサーにもなっておられます。文学専門の博物館として「吉備路文学館」も設立、運営をされています。このほか、音楽、環境保全など多彩な活動をされ、まさに「地域とともに歩む銀行」を身をもって実現されています。ところで、銀行の沿革と経営理念を教えてください。
 

森石

前身銀行として1878(明治11)年、第八十六国立銀行が創立されました。中国銀行となったのは1930(昭和5)年で、初代頭取は大原孫三郎氏です。経営理念としては「自主健全経営」を掲げ、全役職員が卓越した金融サービスのご提供や、地域貢献に全力で取り組んでいます。
 

AMDA

中国銀行の預金残高、貸出金残高はどのくらいでしょうか。
 

森石

預金残高は6兆4236億円で、全国の地方銀行の中で12位。貸出金残高は4兆6761億円、有価証券残高は2兆6208億円です。国内大手の信用調査会社によると、当行をメインバンクとする企業は約1万5000社とされています。
 

AMDA

まさに地域に密着されている大手地方銀行ですね。
 

森石

当行が2017年に発表した経営ビジョンは、地方銀行では珍しい10年先をにらんだ長期スパーンの主要戦略となっています。この長期経営計画における長期ビジョンは「地域・お客様・従業員と分かち合える豊かな未来を共創する」です。人口減少など社会構造が変化していく中、従業員一人ひとりがフィロソフィーである「ちゅうぎんのこころ」を実践することで、お客様本位のサービスを徹底し、地域とともに発展することを目指しています。
 

AMDA

顧客に信頼される堅実な経営と積極的な社会貢献が柱ですね。岡山県内では地域の活性化に中国銀行の存在は欠かせないという声は強いものがあります。今後のさらなるご活躍を期待しています。
(文中の敬称は省略させて頂きました)
(聞き手・広報担当参与 今井康人)
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