インドネシア料理に欠かせない
オーガニック栽培のエシャロット
からし菜を植えている様子
稲についた害虫
ブンレを自作しているところ
このほか、稲刈りに関しては、コンバインを用いず、農家が総出で、手で刈り入れを行います。また収穫したお米を精米する際にも、脱穀やもみすりなどの工程を手作業で行います。
日本ではスマート農業という言葉が聞かれる昨今ですが、マリノ村の農業は、奇をてらわずとも、昔ながらのアナログの良さを誇っています。農作業の効率化から生まれた化学肥料や農薬は、思わぬところで私達に様々な弊害をもたらしました。このような背景により農業が有機へと回帰しているのであれば、マリノ村の農業は、持続可能な未来について重要なヒントを示しているのかもしれません。
最後に、興味深い話題を一つお届けします。マリノ農場の有機米を購入しているクライアントが、現在米粉からマスクを作る試みを行っているようです。このマスクは従来のものより肌にやさしいそうで、ランピセラ教授いわく、「近々詳細を報告できるはず」とのことでした。
コロナが終息するまで、まだしばらく時間が掛かりそうですが、今後ともAMDAマリノ農場への温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。