配布したチラシ
屋台の店主に物資を配布
非正規労働者に声がけ
配布に際しては、マカティ市ポブラシオン地区(Brgy Poblacion)「美化と社会秩序委員会」のチャン氏にご協力いただき、同地区内マリアオーロラ通りを通行する非正規労働者125人に感染対策セットとチラシを手渡しました。今回、対象とした非正規労働者は、1.マカティライダー(マカティ市から依頼を受けて、同市保健所管理下の患者に常服薬を配達したり、新型コロナウイルス感染症患者に物資や食糧をバイクで届ける人)、 2.タクシー運転手、 3.トライシクル運転手、4.屋台の店主、5.ファーストフード配達員、6.道路や公園の清掃員でした。物資を受け取ったマカティライダーは「この感染対策セットはとても便利だし役立つよ。ありがとう。」と話しました。また、フルーツ屋台の店主は「ありがとう。自分たちがしている仕事は大切だし、感謝されている、と感じたよ。」と口にしました。一緒に活動したポブラシオン地区のチャン氏は「皆で一緒にコロナ禍の困難を乗り越えていきましょう。PCOMやAMDAのような民間組織と協力できて嬉しいです。」と述べました。
受け取った物資を手にする人
マカティライダー
AMDAフィリピン支部のナバロ医師は活動について、「家事代行者、食糧配達員、屋台の店主、ゴミ清掃員などとして働く非正規労働者はコロナ禍において弱い立場に置かれており、健康を取るか、生活の糧を取るかという選択に迫られています。フィリピンのように都市封鎖を行っている国では、パンデミックとは『仕事無し、収入無し、食糧無し』ということを意味します。AMDAフィリピン支部とPCOMをはじめとした民間団体は非正規労働者が庇護の対象であることを認識し、彼らへの支援を行いました。コロナ禍においても、非正規労働者は本当に私たちの生活に欠かせない人たちでケアが必要です。」と語りました。
このキャンペーンは大塚ソーラーフィリピン社、Unilab製薬UAP支部よりご支援いただきました。