第2回ウェブセミナー「新たな 基準に
従って安全な職場にするには」
AMDAフィリピン支部がAMSAフィリピンをはじめ地元団体と協力して5月30日から5回シリーズで始めた「バヤニハン(タガログ語で相互扶助)<ウェブセミナー」。第2週目目となる6月6日は「新たな基準に従って安全な職場にするには」と題して行われ、直接オンラインセミナーに100人、セミナーのライブ配信に65人、計165人の方にご参加いただきました。
フィリピン・マニラ首都圏など「強化されたコミュニティ隔離」が課されていた地域も、6月1日に「一般的なコミュニティ隔離措置」に変更、特定の高齢者や若年者以外の外出が許可されることになりました。また、ジムなどのスポーツ施設、映画館などの娯楽施設など一部営業禁止が続くものの、多くの業界で経済活動が再開され始めました。今までテレワークで働いていた人たちも徐々に職場に戻っています。
このような状況の中行われた今回のウェブセミナーでは、フィリピン産業医学会事務長も務める産業医、アンナ・ソフィア・サラザール・ファハルド医師より、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、安全な職場にするための方法について紹介がありました。この後、サンペドロ大学ダバオ校薬学部学長ファティマ・メイ・テソロ氏とファハルド医師とのディスカッションがあり、職場に戻るにあたって、私達が新型コロナウイルス感染症予防のための新たな基準を通常の生活の一部となるまで、職場でも安全性に気を配って行動する必要がある、と強調しました。
ウェブセミナーで話すファハルド医師
感染症予防のための新たな基準についての説明
参加者からは、「テソロ氏が言われていた『目に見えない予防接種』が私達を救う、ということに賛同します。目に見えない新型コロナウイルスに対して、自宅でも職場でも今までとは違う予防策を理解し実行しなければいけないことが分かりました。」「仕事のために自分の健康を犠牲にするべきでないことを学びました。特にこのような時期には自分の健康を最優先するべきです。新型コロナウイルス感染症の流行を止めるには、皆が協力しなければいけません。各自、行動に責任を持ち、自分たちの職場の安全性を保つためだけでなく、全ての人のために、政府やその他の医療機関が出しているガイドラインに従って行動するべきです。」という意見が聞かれました。
最初に話をするナバロ支部長
ディスカッションで話すテソロ氏
次回のウェブセミナーは「新型コロナウイルス感染症に罹患した医師の視点から」です。
- 日時:6月13日(土)午前10:00(フィリピン時間、日本時間では同日午前11:00)から1時間程度を予定しています。
- 定員:100名
- 参加費:無料
興味のある方は是非、以下のリンクから事前登録の上、ご参加ください。英語で行われ、日本語の通訳は入りません。予めご了承ください。→
https://tinyurl.com/BWSRegistrationForm3
ご登録いただいたメールアドレスにZoomのリンクとその他重要事項をお送りいたします。
*地元協力団体*
- Philippine College of Occupational Medicine, Inc.
- Perpetual Help Medical Center Binan
- San Pedro College, San Pedro College Pharmacy Department
- Clinical Pharmacy Support Group in the Philippines
- Brokenshire College Pharmacy Department
- Global Health Pharmacy in Asia
- Tagum Doctors College, Inc.
- Catanduanes Doctors Hospital, Inc.
- Center for Pharmacy Practice, Research and Policy in Asia
- St. Alexius College
- Holy Child College of Information Technology,Inc.
- Tagum Doctors Hospital, Inc.
- MOREVIRALTHANTHEVIRUS Philippines