1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 特定非営利活動法人AMDA

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AMDA速報5 フィリピン・タール火山噴火被災者緊急支援活動

公開日:2020年01月20日
 

支援物資を渡すAMDA調整員

1月19日、AMDAはフィリピン支部、AMSA(アジア医学生連絡協議会)、現地協力団体、企業と約300人からなる合同チームを結成し、バタンガス州(Batangas)サントトマス市(Santo Tomas)にある避難所、サントトマス・ノースセントラルスクールにて医療、物資両面からの支援を行った。学校は災害により休校中で、避難指示地域から避難した358世帯1,278人(1月18日時点)が暮らしている。

 

医療支援では、合同医療チームが192人を診察。特に、火山灰による影響から呼吸器疾患が大変目立った。加えて、発熱の他、暑さによる脱水が原因と思われる尿路感染症も多くみられた。物資支援では、避難所内外の被災者1000世帯に、お米の保存、洗濯などに使用できるバケツを手渡した。現地協力団体から提供のあった、おむつ、石鹸、マスクなどの生活支援物資も一緒に配布し、早速、受け取った支援物資をバケツに入れる人もいた。物資を受け取った避難者は、「バケツは生活に役立つ。ありがとう。」と話した。ほかにも、「火山灰の影響で魚や田畑も影響があるだろう。タール火山周辺では魚が有名だが、火山の影響で魚は今のところ食べれないらしい。」「毎日、家の掃除や用事などで、家に帰っている。」という被災状況を話す人もいた。活動中、サントトマス市副市長も現場を訪れ、支援に対する感謝の言葉をいただいた。

AMDAの支援したバケツを受け取る子どもたち

診察するAMDAと現地協力団体合同医療チーム


20日付のフィリピン国家災害リスク削減管理員会(NDRRMC)の発表によると、タール火山のあるバタンガス州と近隣のカヴィテ州、ラグナ州(Laguna)及びケソン州では、合計50,599世帯(203,763人)が被災。26,767世帯(104,377人)が408ヵ所の避難所に避難している。

診察の後、薬をもらう被災者

避難者に話を聞くAMDA調整員


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【AMDA派遣者】 
神倉 裕太郎 (かみくら ゆうたろう)調整員 / AMDA本部職員 / 27歳 / 岡山市在住


【街頭募金のお知らせ】
1月21日(火)午後4時から5時まで 岡山駅地下からイオンモール岡山への地下連絡通路(イオンモール岡山入口付近)にて街頭募金を行います。


【皆様からの募金を受け付けております】
■郵便振替:口座番号01250-2-40709    口座名「特定非営利活動法人アムダ」
■中国銀行 一宮支店(店番188) 普通口座 番号1347410  口座名「特定非営利活動法人アムダ」
■楽天銀行 ロック支店(店番202) 口座番号7002547 口座名「特定非営利活動法人アムダ」
■クレジットカード、PAYPALでの募金も受け付けています。詳細はホームページをご覧ください。

ご寄付指定いただいた緊急救援活動の寄付総額が、その活動の支出経費を超えた場合には、他の緊急救援活動に充当させていただくことがあります。ご了承をお願いいたします。
 

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人AMDA 事務局
〒700-0013 岡山市北区伊福町3-31-1  TEL:086-252-7700  FAX:086-252-7717 
E-mail: member@amda.or.jp  
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