1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 特定非営利活動法人AMDA

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旭川荘厚生専門学院看護科で講義

公開日:2020年01月09日
 
プロジェクトオフィサー 橋本 千明

岡山県岡山市に位置する旭川荘厚生専門学院の看護学生に11月29日に、職員の橋本、岩尾が「国際看護」について1コマずつ講義を担当いたしました。AMDAで学生への講義を担当させて頂くのは2015年からで、今年で5回目となります。学生のほとんどが20代で、社会人経験のある学生さんもおられました。とても真剣に聞いて頂き、学生さんたちの熱意が伝わりました。

講義内容は以下の通りです。
1.さまざまな国際協力活動
2.AMDA紹介
3.AMDA活動紹介(ルワンダ学校保健、インドプライマリヘルスケア他)

インドについての講義



 

 

旭川荘厚生専門学院看護科岩本美代子先生からの、AMDAに対して講義派遣をご依頼頂いたお気持ちをご紹介します。

学生たちは、今まで想像もしなかった開発途上国の現実に触れる機会となりました。また、貧困等が健康や教育、生活に及ぼす影響を考えながら、今自分にできることは何か、看護学生としてどのように考えたらよいかなど、各自の学びにつながりました。心より感謝申し上げます。
 

受講された学生さんの感想の一部をご紹介します。

学生さんA

AMDAの活動を初めて知りました。相互扶助の精神であり、日本が困った時にも助けてもらうことを知りました。日本では国民皆保険があり、すべての国民が医療の保障をされ安心して暮らすことができているが、外国ではそれが当たり前でないことがわかりました。だからこそ、日本が協力できることはする必要があると感じました。協力も直接的な支援だけではなく、情報を伝えることも支援につながるのだとわかりました。
 

学生さんB

AMDAのスローガンである「救える命があればどこまでも」というのに考えさせられました。ただ「助けたい、行きたい、救いたい」ではどうにもならないこと。同じような仲間が現地の情報や状況を伝えてくれ、現地の人が道案内をしてくれたり、言葉を繋いでくれるから、助けに行くことが成立していることを聞き、チーム戦だと感じました。多くの人が、自分の力を発揮し合って、救助が成立することを改めて考えさせてもらいました。助け合いが重要で、自分自身も、今後の生活でこの考えを生かしていきたいと思いました。自分に欠けている点をサポートしてくれる人を見つけ、誰かをサポートできるよう支え合って、壁があれば乗り越えていきたい。考える機会をありがとうございました。
 

学生さんC

国際看護をするときに大切なことを学びました。海外で活動するということは、現地の人たちがどのようなものを大切にしているかを理解したうえで、自分の立場を明確にしていかないといけないことがわかりました。「自分の位置を確認する」という言葉が印象に残っていて、世界の基準はひとつではない中でやっていくためには、自分の基準がないと全てを相手にゆだねてしまうことになるのだとわかりました。自分の軸をしっかりもって患者さんに関わっていきたい。
 

学生さんD

立場が違えば、同じ発言でも伝わり方は全く違います。自分がどのような立場から援助をしようと思っているのかを伝えてから援助を始める。自分は相手にとってどのような立場にいるのかを把握しながら援助を行うというように、情報の送り手としての自分、受け手としての相手をしっかりと意識しながらコミュニケーションを行うことが初対面の人と信頼関係を築くうえで非常に大切だと今回のお話で感じました。看護でも、援助したいというぼんやりとした一方通行の思いだけだと上手くいかないので、自分はどういう役割で何のためにその援助を行うのかの説明を患者さんに怠らず、患者さんの思いを聞きながら丁寧に関わっていきたい。
 
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