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インド ラダック地域・歯科巡回診療プロジェクト活動報告

公開日:2012年10月12日
 

インド  ラダック地域・歯科巡回診療プロジェクト活動報告

(AMDAインド支部)


実施期間:2012年8月2日〜13日
実施場所:インド ジャンム・カシミール州東部 ラダック(Ladakh)
活動内容:歯科治療や口腔衛生に関する啓発活動、現地医療従事者に対する教育


AMDA本部は、AMDAインド支部長からの依頼により、インド支部長が所属するマニパール大学(インド)とヨーロッパ歯学生協議会(European Dental Students Association)が企画した歯科巡回診療プロジェクト(2012年8月2日〜13日に実施)に対する支援を行った。

マニパール大学およびヨーロッパ歯学生協議会(European Dental Students Association)の有志歯科医師、歯学生、歯科医療従事者により結成された医療チーム(Amchi)は、インド・ラダック地域の住民に対し、巡回歯科検診や治療、小児に対する口腔衛生指導や摂食に関する啓発活動、医療従事者に対する医療教育を実施した。同地域では、多くの子供がフッ素過剰摂取によるフッ素中毒症に罹患していることから、口腔診査および全身診査を実施。さらに、家庭から水道水サンプルを採集し含有フッ素量に関する調査を行った。

同地域では、乳歯の多発性齲蝕(複数の虫歯)を有する子供が多く、なかには既に第一大臼歯(そしゃく機能に重要な役割を果たす歯)を喪失している児童も多い。教育を受けた歯科医療従事者が少なく、齲蝕(うしょく:口腔内の細菌が糖質から作った酸によって、歯質が脱灰されて起こる、歯の実質欠損のこと)を有する永久歯は抜去されること多いことが背景にある。

こういった状況を改善するためには乳歯期からの虫歯予防が重要であることから、小学生に対し歯磨き指導や口腔衛生に関する教育を行った。今後は教師や保護者に対しても口腔衛生教育を実施し、予防の重要性について広く啓発する予定である。

ラダック地域は、広大な土地に人々が点在し生活しているため、地域の全域をカバーした医療体制の構築が困難な状況にある。そのため、各地域で活動する医療従事者の育成や治療に使用する物資の充実が課題となっている。今回の活動では、ボランティアスタッフが模擬患者となり、地域医療の担い手に歯科治療器具の使用方法や検診・治療時の技術的なポイントについて教育を実施した。

さまざまな国からの参加者より結成された支援チームでの活動は、臨床医や学生、歯科医療従事者にとって専門家意識の醸成や人間性向上の観点からも意義深いものである。マニパール大学およびAMDAインド支部では、今後も活動を継続させたいと考えている。同団体は、「予防に勝る治療なし」をモットーに今後、継続的にインド僻地での口腔衛生知識の普及や虫歯、口腔疾患の予防活動を実施する予定である。

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