1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 特定非営利活動法人AMDA

絞り込み


※2006年以降の記事を検索

 AMDAジャーナル(html版)

インドの旅 顛末記(2019/4発行ジャーナル春号)

公開日:2019年05月09日
 
理事長 菅波 茂

ブッダガヤロータリークラブと連携協定締結

2019年11月6日よりインド連邦の南に位置するケララ州から東のビハール州まで、飛行機と汽車を使って、17日間の旅をしました。インドは広い。所変われば品変わる。偽らざる実感です。最初にケララ州を訪問したのは、8月に100年ぶりに発生したといわれている大洪水後の被災地の視察と、一緒に活動してくれたインドの人道支援団体へのお礼のためです。この団体はインドの津々浦々の村にまで支部があります。今後も組みたい気持ちです。

夜汽車で10時間。カルナタカ州ウドゥピー市にいるAMDAインド支部長のカマト医師と打ち合わせた後にマンガロール空港からビハール州の州都であるパトナ空港まで飛び、ブッダガヤまで8時間かけて自動車で行きました。途中は祭りのため赤、黄色など色とりどりの電球が家々に飾ってありました。インド文化圏では本当に数々のお祭りがあります。

ブッダガヤではロータリクラブと災害支援協定を結びました。ビハール州はインドで最も貧しく災害が多発する州です。近い将来にビハール州政府とも協定を結ぶことを考えています。ブッダガヤはお釈迦様が悟りを開かれた地で、世界遺産のマハーボーディ寺院を中心に世界の仏教国の寺院があります。ここにある宗教委員会には仏教国の災害時に各国の仏教寺院がAMDAと連携するように声明を出してもらえればと夢想をしています。

ブッダガヤには貧困家庭の子ども達の教育を目的とする財団がたくさんあります。岡山県の天理教道竹分教会からはるばると海路で輸送された衣類をこれらの財団の子ども達に配布して大変喜ばれました。コルカッタ港税関では2か月間超えのストップをかけられましたが。お陰様で本当に善意の方々に出会うことができました。一生もんの人宝です。

最後に、AMDAピースクリニックは皆様のご支援により貧しい村々の母と子の健康推進の活動を続けることができています。この紙面を借りて深く感謝を申し上げます。
    •  2019

 
 
PAGE TOP