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バングラデシュ「ダウン症をサポートする親の会」大会に参加して

公開日:2016年11月04日
 
バングラデシュは毎年10月をダウン症について啓発月間として定められています。
バングラデシュにおけるダウン症への取り組みは2013年にスタートし「ダウン症をサポートする親の会」の立ち上げから日々の活動実践、
そして国際ダウン症の会とのつながり等AMDAバングラデシュを中心に日本バングラデシュ友好病院の絶大な協力で積極的な取り組みがなされています。

今年10月ダウン症啓発月間の行事としてバングラデシュ国内3か所で大きなセミナーが開催され私も参加しました。


10/18
日本バングラデシュ友好病院 首都ダッカ (医学的な見地)
10/23
AMDAバングラデシュガザリア事務所 ムシゴンジ市ガザリア地区(地域や政府行政とのつながりが中心)
10/25
ダッカ大学 (ダッカ大学の教授や学生さんたちの参加しアカデミックな展開を目指す)

いずれの会もそれぞれの立場でダウン症の人々への理解が示され、今後の取り組みへの協力を述べられていました。
またダウン症の子供を持つ母親からは「この子の出産1か月後にダウン症と分かりとても悲しかった。家族の理解や協力も少なく、また社会の目はとても冷たい。この子が一緒だとバスにも乗れない。世間の人達にもっとダウン症の事を知ってほしい」等切実な思いを述べられました。


ダウン症の子ども達の自立に向け教育、トレーニングが必要ですが、同時に一般社会に対して理解を促す啓発・啓蒙活動が今後の大きな課題であると感じました。
セミナーの後、昼食を挟みダウン症の子ども達によるカルチャープログラムとしてダンスの交流会で盛り上がりました。

 
AMDAボランティアセンター参与 竹谷和子
    •  バングラデシュ
    •  2016
    •  AMDA海外支部

 
 
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