1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 特定非営利活動法人AMDA

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ネパール・インド洪水緊急医療支援活動 3

公開日:2008年09月16日
 

モンスーンの豪雨により、ネパールのコシ川のダムが決壊し洪水が発生(8月18日)、下流域に位置するネパールとインドの多数の村で大きな被害が出ている。インド政府の発表によると、9月15日までに、ビハール州では死者が125人、100万人以上が現在も避難している。
 AMDAは、インド・ビハール州とネパール・スンサリ郡で、緊急医療支援活動を継続している。


 1.インド・ビハール州での緊急医療支援活動
 10日、AMDAインド支部の医療チーム7人は、最も被害が大きかった地域一つであるビハール州アラリア県のナルパトガン(Narpatganj)のヘルスセンターで、地元医師と共同で診療活動を開始した。
 11日には、ヘルスセンターと巡回診療の2チームに分かれて活動。巡回診療チームは、川沿いに形成されている避難民キャンプで、診療を実施した。避難民は、木の枝で骨組みを作り、それにサリーと呼ばれる布をかけ、仮住まいとして生活している。失った家財も多く、衛生環境は劣悪である。12日、AMDAネパール支部の医師2人が合流し、ヘルスセンターと巡回診療の2チームで活動を継続している。
 12日に日本を出発した藤本調整員は、13日夕方、アラリア県に到着しチームに合流した。14・15日、ヘルスセンターの患者が減少傾向であることから、ヘルスセンターには2人の医師(内科医、小児科医)のみ残し、残りの8人は、巡回診療を実施して、避難民キャンプ4ヵ所(Phatepur、Pithora、Achutnagar、Ananchokk)で患者を診察した。主な症状は、肺炎、気管支炎、下痢、胃炎などであった。

<派遣者>
計10人
AMDAインド支部      医師2、研修医・医学部生3、看護師1、薬剤師1
AMDAネパール支部    医師2
AMDA本部          調整員(藤本明子)1 


2.ネパール・スンサリ郡での緊急医療支援活動
 AMDAネパール支部は、8月21日よりスンサリ郡イナルワ市に、150Km離れたジャパ郡にあるAMDA病院から緊急医療チームを派遣している。同チームは、3,500人が生活する避難キャンプに仮設診療所を開設して、8月21〜9月16日で 1,780人の患者を診療している。主な症例は、けがの他、関節・脚の痛み、感冒、アレルギー性咽頭炎、気管支炎、肺炎、下痢である。

<派遣者>
計30人
AMDAネパール支部・AMDA病院  医師6、看護師1、医療事務員15、調整員他8



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郵便振替:口座番号01250−2−40709 口座名「AMDA」 
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