「食は命の源」をコンセプトにアジアに有機農業を啓蒙・普及することを目的とするプログラムです。

　ＡＭＤＡはこれまでの緊急医療支援活動を中心とした、国内外での活動の中で、「安全、安心な食」が健康な体づくりに不可欠であること、そして「安全、安心な食」の付加価値は、貧困地域の生活向上につながることに着目し、有機農業の普及を通じたアジア地域での貧困緩和を目指しています。

　また、代表的な日本の中山間村である新庄村に農場を構えることで、地域振興に貢献できるとともに、新庄村が2010年に掲げた「アジア有機農業プラットフォーム推進条例」と連携し、より自治体に根差した取り組みが可能となっています。村全体で有機農業に取り組んでいる、意識の高い村でもあります。

さらに、新庄村は、人口1000人弱の、源流をもつ自然豊かな村であり、アジアの都市部郊外の山間村地域に似た地理的条件も備えています。

　フードプログラムの原点について書いた記事。
AMDAグループ代表コラム「夢童」※PDF
毎日新聞 2011年6月17日（金）掲載