1984年設立、国連経済社会理事会総合協議資格NGO 認定特定非営利活動法人AMDA

インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動

インド連邦ケララ州洪水被災者に対する緊急救援活動

8月5日から2週間降り続いた大雨により、インドの北部や南部の州では広域にわたり大規模な洪水被害が発生しています。
被害が大きかったのはインド南西部のナガランド州、ケララ州、北部のアッサム州、西ベンガル州、ウッタープラデシュ州、カルナタカ州、などの6州。
被災者は102万人を超えており、避難所の数も3,200以上となる大規模災害となっています。(現地メディア 8月20日発表)

100年に一度の広域にわたる大洪水 救える命があればどこまでも

被災地の様子 このような状況を受け、AMDAは8月25日、26日にそれぞれ1人ずつ、計2人を日本から派遣し、現地協力機関とともに支援活動にあたっています。
【現地協力機関】チェンガヌールロータリークラブ

AMDAが支援活動を行っているのは、インドの南西に位置するケララ州(Kerala)の州都・トリバンドラム市(Trivandrum)から100キロ以上北に位置するチェンガヌール市(Chengannur)。
同州内の9割以上のエリアが被災しており死者483人、行方不明者15人、約22万人が家を失い、約6万人が305カ所設置された避難所生活を余儀なくされています。
(現地メディア8月30日発表)。


救われた命のために 今必要な支援を必要な人に届ける

ニーズ調査を行うAMDA支援チーム インド首都デリー(Delhi)に到着したAMDAスタッフは打ち合わせや情報収集を行い、27日にケララ州の州都・トリバンドラム(Trivandrum)を経由しチェンガヌール市に到着し現地協力機関と合流。 早速被災状況と支援ニーズ調査を開始しました。
いずれも一帯の水はほとんど引いており、泥の掻き出しや自宅の片づけなどを行っている状況でした。

建物や樹木も浸水後の砂埃に覆われており、街中や庭先には大きな流木やゴミが流れていたりするなど、洪水被害の大きさを感じさせられる光景が広がっていました。

設置されている避難所には政府による支援物資が届いており、医薬品や食料品の支援ニーズは低いように感じられました。 支援物資を配布する様子 しかしながら、生活を再建するにあたって調理器具や食器などもすべて流されてしまい不足しており、支援物資の食料をもらうためにも食器などが必要なことから、 それらをまとめた形で支援物資として提供することを決定しました。

翌日からは、地元の方々の協力のもと支援物資の購入を行い、プッタというココナッツミルクと米を蒸すための地元特有の調理道具などを含む、現地の生活環境に合った「調理器具・食器のセット」を支援物資として準備。
30日には被害の大きかった地域の一つ、マナルトラ村落で食器を90世帯に配布することができました。


【被災者の声】手作りのボートで脱出 三日三晩、水も電気もない中で過ごした村

住民にヒヤリングする様子 マナルトラ村落で被災当時の様子を聞くことができました。

近隣を流れる川が氾濫し、急な増水だったため、住民は避難することができず三日三晩、 浸水した状況の中、水も電気もない中で過ごすことを余儀なくされました。
その後、住民らが協力してバナナの樹と葉でボートを手作りし子どもや高齢者、女性を近くの寺院に避難させることができました。

その後、助けに来てくれた漁船により村人全員が避難することができました。
このような状況の中、村落90世帯のうち死者が一人も出なかったことは不幸中の幸いだったように思います。
さらに、遠い日本から支援に来てくださって、とても心強いです。


【被災者の声】びしょ濡れの中避難 凍える体で支援を待った2日間

もらった食器をもって早速食糧支援の列に並ぶ女性たち 調理道具を配布した村で被災した女性に話を聞くことができました。

子ども2人と両親の5人家族で、膝の高さまで水が来ている中、公民館に避難しました。
避難する際に身体が水に浸かってしまい、濡れた衣服のままでしたが、到着した公民館の避難所には衣服もなく、 体が冷えるのをガマンしながら過ごしていました。
そこから丸2日間水も食料もない状態で過ごしました。
体が冷えたこともあり父は、風邪を引いてしまいました。
避難所に漁船が助けに来てくれてほかの避難者の方と一緒に、さらに高台にある避難所となっていた大学に移動することができましたが、 その移動の際もあふれ出た水の流れが強く、非常に怖い思いをしました。
大学に到着するとすぐに、水と服が支給され、「ああこれで命が助かったんだ」と心から安堵しました。
それから10日ほど経過したのち、地元警察などの協力を得て3日間で大まかに自宅の片づけを済ませ、昨日からようやく自宅に戻っての生活を再開できました。
ただ家財道具も流されており、たちまち食事をしたり、食糧支援物資をもらうための食器もない状況でした。
AMDAからの支援物資を提供していただけて本当に助かっています。


助けを必要とする人がいる限り… 

8月29日にはAMDAインド支部から医師1名、31日にはAMDAネパール支部から調整員1名が現地に到着し、AMDA支援チームに合流。 今後もさらに現地の状況を確認しながら、必要な支援活動を継続しています。


「救える命があればどこまでも」
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